義村クリニック

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治療に関するQ&A

精神科の薬を飲むと止められなくなるか? 精神科の薬の依存性について

「精神科の薬を飲むと止められなくなる。だから飲みたくない」とよく初めて受診された患者さんが訴える言葉です。

果たしてそれは事実でしょうか?

精神科の薬は大まかに言うと下記の5種類です。 

・抗不安薬(パニック障害など不安の強い時に飲む薬)
・睡眠薬
・抗うつ薬(うつ病や社交不安障害、パニック障害等の薬)
・抗精神病薬(主に統合失調症の薬)
・感情調整薬(双極性障害等、感情の波が激しい場合の薬)

上2つの抗不安薬と睡眠薬はほとんどがベンゾジアゼピン系という同系統の薬です。
軽度の依存がありますが医師の指示に従って服用すれば問題ありません。
但し、日本では抗不安薬を諸外国の4倍使っていて、私は安易に処方、服用しすぎと思います。
ですから、当院では不安症状が強い時だけの頓服(その時だけ服用すること)として処方することが多いです。

抗うつ薬など下3つには全く依存性はないのです。

病気や薬の説明もきちんとしてくれて信頼できる先生と思ったら指示通りに服用することをお勧めします。

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